No Name near Daitokuji Temple
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The unidentifiable seems to be hard to get along with at the first sight, but over the psychological wall, just the moment, it becomes the special.
【超訳】
大徳寺近くに、名前も看板もない喫茶店がオープンしたと聞き、行ってまいりました。
白い暖簾が目印のお店です。町家なのでぱっと見、古くからある大邸宅か呉服屋のような感じ。でも喫茶店です。中に入ると気持ちの良い吹き抜けで、町家独特のちょっと薄暗くて落ち着いた空間、木漏れ日が注いでいるのも美しいです。女性の方がおひとりでやっておられました。あと僕は見ていませんが猫がいるそうです。
珈琲とチョコチップクッキーを注文。珈琲はかなり深めのコロンビア・ブラジル・グアテマラのブレンドをペーパードリップで。コロンビア深煎り独特の甘味が豊かで、スモーキー感があって、でもほんのりレベルで手回しほどきつくはない。めっちゃくちゃ美味しいなこれ。
なんとなく六曜社珈琲店の奥野さんぽい味やなと思ったら、いろいろ情報を調べてみたらやはり六曜社のオリジナルブレンドのようです。この深さと甘味を最も存分に楽しめる温度と濃さ。ペーパードリップの深煎り珈琲でこんなに抽出がベストだなと思ったのは久々でした。深煎り珈琲好きであればたまらないかと思いますね。
時間を忘れてゆっくり静かに過ごせる珈琲時間。とてもよかったです。これは大徳寺近辺に行かれたら必ずいくべきかと思います。
ちなみに店内は写真撮影がだめだそうなので、外観を撮りました。
※注
(1)弊ブログでは、珈琲豆の焙煎度について、『珈琲のすべて』(エイ出版社、2010年)を参考に「ライトロースト〜シナモンロースト=浅煎り、ミディアムロースト〜ハイロースト=中煎り、シティロースト〜フルシティロースト=中深煎り、フレンチロースト〜イタリアンロースト=深煎り」としています。
(2)弊ブログは、筆者の、珈琲の味は「抽出法>>>超えられない壁>>>焙煎度>産地>・・・」の順で大きく変化する、という考えに基づいた記録です。また、味覚表記に関する筆者の考え方については、 をご確認ください。