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SONGBIRD COFFEE near Nijou-Jou Castle 


It is beautiful there is coffee which exists not for only itself but for someone and something.


【超訳】

実は、京都に長年いてこんな誰が読んでいるかも分からん珈琲の記録を書き続けておきながら、恥ずかしながらもソングバードコーヒーにまだ行ったことなかったんです。てなわけで二条城前へ。ソングバードコーヒーは有名カフェなので説明不要でしょう。


珈琲は全てお店オリジナルブレンドで、色んな焙煎士にお願いしておられます。岐阜のSHERPA COFFEE(コスタリカ・エルサルバドル・エチオピア)の中煎り、六曜社珈琲店地下店(タンザニア・ブラジル・コロンビア)の中深煎り、かもがわカフェ(エチオピアモカ・コロンビア・グアテマラ)の深煎り、名古屋の吉岡コーヒー(インド・タンザニア)の極深煎り、鎌倉のカフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ(マンデリン・ペルー)の極深煎りから選べるみたいです。この日はかもがわカフェは選べませんでした。


名物である卵焼きのせカレーとともにディモンシュのホットコーヒーをペーパードリップで。まずは珈琲を。ペルーのスモーキーでキリッとした苦味が一歩前に出つつ、マンデリンのコクがそれを支えています。うわー美味いなぁ、、そんでカレーを一口食べてからまた珈琲を啜るとびっくり。カカオ感ある甘味がぶわぁーっと前に出て、全体の余韻が広がる。うわーこれカレーと合わせること完全に意識した珈琲やん!まさにパズルのピースが当てはまった感じですね。


名古屋の吉岡コーヒーもいただきました。これも単体だと全体がスモーキーかつインドの発酵感を感じる美味さで、カレーと合わさると一気にタンザニアのチャツネみたいな煮詰めた甘さがぐっと前に出てきます。これはたまらんですね、、、


そもそも、話には聞いていたものの、カレーがめちゃくちゃ美味いですね。玉ねぎのコクがあってフルーティーで、でもスパイスがきちんと効いている。煮込まれたチキンも味がしみしみでもりもり食べ応えがあり、めちゃくちゃふわっとした卵焼きのミルク感ある甘味。全てが相まって優勝でした。


なんで今まで行かなかったんやろう、、こんなに後悔したのもなかなかないですね。とにもかくにも大変充実した珈琲時間でございました。言わずもがなで京都で必ず行くべき珈琲店のひとつです。また行こう、、、

 


(1)弊ブログでは、珈琲豆の焙煎度について、『珈琲のすべて』(エイ出版社、2010年)を参考に「ライトロースト〜シナモンロースト=浅煎り、ミディアムロースト〜ハイロースト=中煎り、シティロースト〜フルシティロースト=中深煎り、フレンチロースト〜イタリアンロースト=深煎り」としています。

(2)弊ブログは、筆者の、珈琲の味は「抽出法>>>超えられない壁>>>焙煎度>産地>・・・」の順で大きく変化する、という考えに基づいた記録です。また、味覚表記に関する筆者の考え方については、http://ueshima.blog.jp/archives/1079544175.htmlをご確認ください。