There is Kyoto which I don’t know yet. And there is coffee which I don’t know yet. When I have gotten them fortunately, the contradictry feeling I want to introduce them to others but “DON’T” want to do in a sense, bothers myself.
【超訳】
後山さんにもう一軒強く紹介されて京都市役所前へ。寺町通を北に行くと小さな看板が。実は僕この看板自体は何度も見たことがあったのですが、一度も入ったことはなかったのですね。
前回のあまいろ同様、京町家独特の細道を進んで行くと、小さな門構のお店と穏やかな物腰のご主人が出迎えてくださります。 中に入ると、アンティーク食器や雑貨に囲まれながら静かに音楽が流れる和室に、テーブル席がたった6席。窓の先には小さな庭園があって、柔らかな光が差し込みます。この時点で今回はとんでもないことになることを確信。
ホットコーヒーを注文。丁寧なペーパードリップで、アンティークなカップで提供してくださりました。一口いただいてぶわっと広がる幸福感。深煎のブレンド珈琲ですが、ブラジル系の深煎りの甘味とインドネシア系深煎のコクの余韻が続き、この空間と永遠に溶け合っていたい気持ちになりました。どこの珈琲かは教えてくださりましたが、今回はイレギュラーであったらしく、ここには記しません。
ご主人に見送られてお店を出たあと、しばらくこのお店の余韻から離れることができませんでした。ちょっとこれは魂を持っていかれた、、
このお店に入るよう勧めてくださった後山さんへ感謝の念が絶えません。おそらく本当はあまり誰にも教えたくなかったのだと思います。どうやらこのお店は、穏やかな時間を優先したいので雑誌などの取材はお断りしているようです。僕も正直言って、このお店は誰にも教えず、自分だけの秘密にしておこうと思ってしまいました。それでもやはり、それでもやはり、純粋たる珈琲ファンの方々が私のブログを確認してくださっていることを踏まえると、ここで「このお店は必ず必ず行かないといけないと思います。」と言わざるを得ないと思います。